ふぅ…とかハァ…とか…そんな擬音を混ぜて天井を見上げた。




「舞、彼氏?」

「うん~そう」



カチカチと音で表現すれば…そんな感じの効果音が隣から聞こえる。



舞は時間があれば彼氏と朝からメールするほど仲が良い。

そんな光景を見ては少し羨ましいなと肘を突き己の携帯を開く




「…ん?」




いつもは朝からメールなど来ない





「誰から?」



見知らぬアドレスをクリックし妙な期待と好奇心




メールが来れば…それなりに嬉しいと思うのは仕方ない

人との交わりが得意なわけではないが人と接することで安心を得る。



人って字は支え合って出来ていると教師やテレビかで訊いた事があるが…

まさに、その通りとか…思いながらも何処かで不信感を感じていたのも確かで。






「迷惑メールか」




雨と同例で迷惑メールも此処最近、本当に増えた。


援助交際とか色々だけど…正直、何処から己の情報が漏れているのか

…そんなことに関しては怖いと言うより凄いって気持ちの方が大きい。





それだけ世界は発展し様々な人間を生み出していると思ったから。






「あたしとは大違い」