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彼の容姿は

どんな女の子でも口説けるんじゃないか
ってくらいかっこいい

…ここで言うなら

私は、紛れもないメガネフェチ

当然 私はシヌゥに
目を奪われる

「俺の顔に、なんかついてる?」

どきっ

シヌゥと目が合った

「ぇ!?あ、うん!」

とっさに
嘘をついてしまった…

シヌゥはそんな私の嘘を見破った
かのような
口端を上げた笑みを見せた

「じゃあ、とって」

さらっさらの髪の毛をかきあげ
私の顔と同じ位置まで腰を曲げ
目の前に美しい顔がきた

いつの間にかシヌゥは
目を瞑っている

「ほら、早く」

ついていないものをどうやって取ればいいものか。

そう戸惑っていると

突然シヌゥは目をぱちっとあけた

「…やっぱりついてないのか」

ッ……

「嘘…ついた罰ね?」

ちゅ

な、な、な////

彼は唇……ではなく
唇付近の頬に唇を押し付けた

「今日は俺の言うこと聞くこと」

不敵な笑みを見せて
ぎゅっと抱きしめてきた

「…はい、は?」

いいえ…なんて言えるはずもなく

今夜は
ものすごいことになりそうな予感