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少女漫画から出てきた容姿

長身スレンダー

メガネ男子

柔らかい高音な声

…………

私は不機嫌だった。

「だーからっ誤解だってば」

知らないよそんなの

B1A4の理想の女性特集

私の彼氏のシヌゥは理想の彼女を
二人も挙げていた

おまけにレコーディングも一緒だし
TVでも衝撃発言したし

私というものがありながら…

「ったく。話を聞けよ!」

少し声を上げるシヌゥに私の目には
涙が溜まっていた

「ッ…わ、悪かったよ怒鳴って…」

そう言って顔をのぞきこむ

「本当に友達だって」

私が欲しいのはそんな誤解を解く言葉じゃない

もうそんな話聞きたくない

「…今ここにお前がいるのなんでだとおもう」

え?

戸惑いながらも必死に答えを探すが
言葉がみつからない

…いきなりシヌゥは私の手をとった

大人な手にからみつけられる

「お前が一番…大事だからだよ」

ちゅっ

その音だけが部屋に響く…

静寂の中

シヌゥは私をソファに持ち上げ座らせた

「約束…するから」

…なにを

嬉しくてたまらないくせに

ドキドキしてたまらないくせに

彼を見てドキドキして

赤くなっている顔を見られたくなくて

怒っているように顔をそらす

「君だけを…愛すから」

そう言って私の顔にかかった髪の毛をどけ
彼をみて赤くなった顔にキスをした

はっとしてシヌゥを見ると
少しいじわるな笑顔のシヌゥが見えた

「…なに赤くなってんの」

べ、別に
そう言おうとしたけど

黙らされた
彼の…唇で

「誘ってんの?もぉ、知ーらない」

どんどん熱くなっていくココロとカラダ

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