.
あ…ジニョンだ。
やっぱりかっこいいや。
胸の奥がきゅーってなって。
今日は彼の誕生日なのに.
普通の恋人みたいには過ごせない。
わかってる.忙しいよね
人気アイドルだもん。
わかってる………ッ…
TVの前で泣き崩れる。
そんな私はドアがあいたことにも
気づかずに。
TVに映る彼の姿に
すがりつく体を
誰かがゆっくりと持ち上げた。
じ、じにょ…ん……!?
「なに泣いてるの。」
そうつぶやき終わる前に
体を持ち上げたまま
息もできない熱いキスが降る
ん…っ
「…逢いたかった.」
わ、私も……
んっ……
そう言い終わる前に
お姫様だっこをされた
細いくせにふわりと私を持ち上げる。
「プレゼント…決まった。」
そう言って寝室へ運ぶジニョンに
抵抗ができるはずもなく。
…………
.