学園王子と恋しちゃった!?


隙をみて逃げようと思ったら……

ガシッ

手を頭の上で束ねられてしまった。

これじゃ、逃げられないぃぃぃぃぃ!!

「んっ……」

突然の甘いキス。

強引だけど、今までのキスよりずっと甘く、深いキス。

「んはっ…ちょっ……んっ……」

さらに深くなるキス。

どうしよ……なにも考えられない。

たった数分のキスも私には数十分に思えた。

「んはっ……はぁ…はぁ……」

腰が抜けて座り込んだ。

南もしゃがんだ。

「感じた?お前、声エロ過ぎ。襲う寸前だったんだけど。」

「おそっ//」

耳元でさらっと恥ずかしいセリフを囁く南。