スタスタ… スタスタ… 「なんでついてくるんですか?」 「ん?佐藤さんと話したいなと思って。」 「あの、その笑顔やめてくれません?」 「は?」 「気持ち悪いんです。嘘でまみれた笑顔。普通にしたらどうですか?」 「ふーん。」 グイッ 「キャッ!」 空き教室に引っ張られた 「あんた面白いね。」 「っ…!それが、素ですか?」 一瞬驚いたが、すぐに冷静になった。 「そうだけど。」 「で、なんでこんなところに連れ込んだの…んっ……」 急に、あいつの唇が私の唇と重なった。