羽をくれた君~side陸~【完】



いつもの夢だ。


そこから飛び降りて・・・そして・・・






その瞬間






強い光と共に暖かいものに包まれた。
















奈緒だ。







奈緒が両手で俺を受け止めてくれている。






「陸さん。もういいんだよ。独りに慣れないで。一人で苦しまないで」




小さい俺はぎゅうっと奈緒を抱きしめる。




白い光が広がり、上を見上げるとそこには・・・