「・・・それどっちのセリフ?自分の子供を監禁しといて」
立ちあがって顔を近づけると、親父が少しびくついた。
だが、俺の名前を確認すると、奇妙な笑みを浮かべた。
「お前か・・・っふっふ・・・じゃぁ奈緒を抱いた事はあるんだな?」
くそ親父なにを言い出す・・・
「奈緒の肌はきめ細かくていつも吸いついてくるようだ。昔から何度も抱いているからな・・・
お前も抱いた事があるならわかるだろう??」
奈緒を横目で見ると青ざめた顔をしている。
ダアアアン!!!
くそ親父の真横の壁を殴ると、拳から血が滲んできた。
ダラダラと垂れる血を見てくそ親父が震えあがっている。
「・・・うるせんだよ黙れ!その口二度としゃべれなくしてやる。ついでにもう二度と勃たなくさせてやるよ!」
今すぐにでもこいつをめちゃくちゃにしてぇ。でも奈緒の目の前でこいつをヤルわけにはいかない。
俺は理性がぶっ飛ぶのを必死でこらえた。



