羽をくれた君~side陸~【完】



全員で6人か。


年齢的には上に見える。20前後ぐらいだろう。


倒れこんだ男の背中をもう一度踏みつぶすと嗚咽を吐いた。

俺はそいつの背中に片足を起き、髪を引っ張って顔を上に向かせた。



「おい、てめーよぉ寝てんじゃねーよ、こいつに何発くらわした?」



そう問うと男は「くっ・・・調子こくなよ・・・」と力なく言いやがったので、顔面を蹴りとばした。

そいつの腕を掴み、ターボライターで肉を焼く。



「ぎゃぁあああっ」と何とも言えないおぞましい叫び声を上げた。



それを見て感情が燃え立つ。ゾクゾクしてくる。


腹部を押さえながら倒れこんでいる男が俺に言った。



「この単車・・・てめぇ・・・乱華の桐谷か!?」



「・・・調子こいてんのはおめーらだろ!二度と俺らの前に現れんじゃねぇ!」



俺はそいつの顔面に蹴りを3発食らわした。