授業が終わって2、3分後に
校門の近くに救急車が2台来た


「やっべーな。何があったんだろーな」

ジョニーが話し掛けてきた


「さあな。あれじゃね?体育でちょっと事故ったんじゃね?」


それしか思いうかばなかった



でも、事実は違った。

同じクラスの男子が興奮気味に教室に入ってきて
一直線に俺に向かって走ってきた


「おい市川…お前の彼女が…」

ここまでを聞いた地点で
顔から血の気が引いた


もうこの先なんて言うかは見えていた


「中内が…山口と一緒に救急車で運ばれたんだ」