「おっはよ~~★」

絵里が今日も元気よく教室に入ってくる


「お~おはよーう♪」


「あれ??あの二人は?」


「なんか男の話があるとか言ってどっか行っちゃった」


「男の話ぃ~~?きもっ」


あたしだって女の話をしたいけど…

あの事は言っていいのか分からない。

いま直輝とジョニーが話している男の話っていうのは
あたしが昨日、直輝に話した事。

あたしが今、絵里に話したほうがいいのか悩んでいる事


「…?ゆーいー?」


「!!ごめん、ボーっとしてた!!」


「なーに?悩んでんの~?聞くよ?」


…もしあたしが今悩んでる話をしたら
絵里が悩む。



「うん…大丈夫…。話せるときが来たら話すから…それまで待ってて」


「うん?まつよ?」


その時だった

「やっほ~絵里~」


「俊~、おはよおっ」


「おはよ♪」


「…最近毎日のように来るよね~片山くん。本当にラブラブだね~。他の人に興味湧かないの?」

あたしがそういうと、片山は絵里の肩に手をまわして言った



「あったりまえじゃん!俺には絵里しかいないもーん♪
クラス違うんだからできれば休み時間ぐらい
絵里の事見てたいもーん♪」


「俊~~まじ可愛いんですけどおっ」


「ちょっとちょっと、あたしの前でいちゃつかないでよ」


「あははっ」