俺はいつもと同じ速さで歩いた。
学校についたのは朝のホームルームが終わったところだった。
「市川くん~遅刻ですね~」
「…はい」
あいつは…遅刻せずに着いたのかな
「中内」
「何?」
「お前は間に合ったの?」
「まぁね。チャリだったし。あれからすぐ着いたよ」
そのチャリはどうしたんだ…
「良かったァ市川とのろのろ歩いて登校してたら遅刻だったァ」
「ごめんなーもう寝坊しねーから」
「いや、朝は1人で行くよ。放課後は市川の部活の無い日一緒に帰ろ」
「…うん…」
俺が今日あんなミスしなければ…
「よっおはー!」

