いじめを越えて


「うっわ!バイキンついちゃったかも消毒消毒~」

と慌てて給食用のアルコールで手につける香織

ギャハハ


笑いがまた起こる

私は唇をグッと噛みしめ耐えるしかない

どうせ香織には誰も逆らえない

悔しさと鉄っぽい味が口の中に広がっていった