「オレから見たら三人とも同じだけど。あっでもお母さんは一番体力ない」


「なっ!」



最近は蒼太に言われっぱなしのあたし。


でも、それも蒼太からの愛情表現だと思ってるから、楽しかったりするんだよね。



「蒼太、あんたはますますパパに似ていくね?言うことまでそっくりだよ」



ほんとに似てると思う。


顔は相変わらずそっくり。


小学生になって、お兄ちゃんらしくなったと同時に、さらに優太に似てきた。


……ビックリするくらいに。


でも最近は言うことややることまでそっくり。


だから、いつも蒼太の中に優太を見てしまう。


中学生や高校生になったら、もっともっと似るんだろうな。



「そろそろ帰るか?」


「そうだね。紗羽も悲鳴あげてるかもしれないし」





でも家に帰ると、悲鳴を上げるどころか……


四人で仲良く並びながら、お昼寝をしていた。