華-ハナ-

ほんとはあたしだって、そう思ってる。


だけど、やっぱり心のどこかで、否定されるかもしれないという思いがあるから、怖いんだ。


だから、こんな風に“もし…”という仮定を立てて、自分を保とうとしてしまう。



「とにかく、今日はゆっくり話ができるんだし、言いたいことは言ってしまえよ?」



言いたいこと……


言えたらいいな。



子供達は、昨夜から舜の実家へ泊めた。


ゆっくり話をしようと思ったら、子供達がいない方がいいと思ったから。


特に圭介がいたら、ちゃんと話もできないだろうし。


それに、お母さんのことを話すから、きっと泣いちゃう。


子供達には、できればそんな姿は見せたくない。



涙を拭いて、今度は、いつもあたしの親代わりにもなってくれていた優太に手を合わせて、“今日頑張るから見てて”と話した。