華-ハナ-

今はこうやって、踏み込んで良いのかを確かめてから、相談に乗ってくれる。



「お父さんが見つかるかもしれない」



優太が亡くなって、舜と出会うまでの三年間は、ずっと隼人さんが兄のようで、家族みたいなものだった。


そんな隼人さんには、話してもいいかなと思った。



「お父さんが?」


「うん。お母さんの恋人だったって人が現れて、もしかしたらその人が……」


「マジ?すげぇじゃん!」


「うん」


「で?何をそんなに悩んでんの?」



あたし、悩んでるように見えるんだ。



「明日ね、その人がうちに来るの」



ゴールデンウィークに川越さんと会ってから約一ヶ月半、ようやく仕事が落ち着いたらしい川越さんが、明日我が家へやって来る。