華-ハナ-

お昼近くなって、食堂へ行ったけれど、ここも人!人!人!でいっぱい。


あまりの人の多さに、待つのも嫌になる。



「まんまっ!」



相変わらず圭介は“まんま”攻撃だし。


結局待てなくて、フードコートで、焼そばとかたこ焼きを買って食べた。




「さてと、そろそろ行くか?」


「うん」



車に乗り込んで、川越さんから指定された場所をナビに打ち込むけれど……



「あれ?」


「ん?どうした?」


「なんかうまくできない」


「はは、相変わらず機械音痴だよな」


「ち、ちがうもん!」



つい勢いで、違うとは言ったけれど、ほんとは自分でも機械音痴だと思う。


今はもちろんだけど、優太と一緒にいた時だって、機械ものにはノータッチだった。


逆に壊してしまいそうで触れない。