次の日


「ハッピーバレンタイン!」


那月は私たちにもチョコをくれた。
まぁ、陽くんとの差は一目瞭然だけど…


「ありがとう、那月。
…はい、私も友チョコ。」


実は先生のチョコとは別に、生チョコを作っていた。


これはみんなの分だ。


「わー!
ありがとう、悠梨っ」


「陽くんと冬也くんにも。
陽くんにとっては那月のチョコが一番だろうけど。」


「悠梨ちゃん、ありがとう。」


「…いや、那月より絶対悠梨のチョコの方が旨いだろうな…」


「「冬也!」」


2人が同時に突っ込みを入れるので私はその様子を眺めながら笑った。