月曜日の放課後。
私はかなり久しぶりに保健室に来た。


「…失礼します。」


私はゆっくり扉を開けると、そこには先生と竹内先輩がいた。


…やっぱりいた。


「…川内!?」


「先生、久しぶり。」


先輩も先生もかなり驚いた顔してる。


「悠梨ちゃんじゃない。
今日はどうして保健室に来たの?」


先輩の言葉と笑顔に背筋がゾクッとした。
それほど冷たい口調と笑顔だった。


「…先輩はどうしてここに?」


…私はもう負けない…


「ちょっと怪我しちゃって、玲に見てもらったの。」


「…竹内、嘘をつくな。」


…嘘?


「じゃあどうしてここに…」


「この前話した通りよ。」


…愛してるって言葉のこと?
やっぱり先生と先輩は…


…ううん。
本当のことを聞くまで諦めない。


「ところで川内はどうして保健室に来なかった?」


少し強めの口調に驚きながらも、私は口を開いた。