「…俺、悠梨のことが好きだ。」


冬也くんの言葉は静かな海に溶けた。


……冬也くんが…私を?
本当に……?


「俺、ずっと悠梨が好きだった。」


「……私……」


言葉がうまく出てこない…
冬也くんが私のことを…


「…悠梨の心が広田にあることも知ってた。」


…え?