私たちがたどり着いた場所
それはゲームセンターだった。


「学生って言えばやっぱゲーセンだよな!!」


そうなんだ…
初めて知った…ていうか初めてゲームセンターに来たかも。


「冬也くん、私…ゲームセンター初めて…かも。」


「え、まじで!?」


冬也くんは驚いた顔をした。


「うん。」


少しの間驚いていたけれど、冬也くんはすぐに元の表情に戻って、言った。


「じゃあ今日は存分に楽しもう!」


そうだよね、せっかく誘ってくれたんだもん。


「うん!」


私たちはゲームセンターに足を踏み入れた。