「どうかしたの?

そんなにカワイイ顔しちゃって?」

オレの言葉に、

頬を染めた夏樹ちゃん。

・・・

「宗次さん、

からかわないでください。

あのですね・・・

簡単な食事を作ったんですけど、

食べてもらえますか?」


「エ?!マジ?!

嬉しい、オレ、

腹ペコだったんだ」


「じゃあ、テーブルに並べますから、

来てくださいね」

そう言った夏樹ちゃんは、

笑顔で部屋を出ていった。

・・・

なんていい子なんだ。

巧だったら、

絶対ほったらかしなのに。

・・・