・・・

それからどれくらい経ったんだろう。

・・・

相変わらず作業はなかなか

進まない。

・・・

気分転換に、

カップラーメンでも食べるか。

・・・

そう思い立った俺は、

椅子から立ち上がった。

「宗次・・さん」

・・・

声とともに、

部屋のドアが開かれた。

・・・

「夏樹ちゃん?

いつの間に帰ってたの?」


「30分くらい前かな?

あの、ご飯食べましたか?」


「いや・・・

仕事してたからまだ。

今から食べようと思ってたところ」

オレの言葉に、

夏樹ちゃんは、満面の笑みを見せた。