意地悪なご主人様【おまけ完】

ボーっとしていると、

誰かが声をかけてきた。

・・・

「夏樹、お帰り」

「・・・ただ・・いま」

・・・

そこに立っているのは、

真鍋巧、その人だった。

・・・

巧は静かに私の前に座り込み、

私の手をそっと握った。

・・・

私の体はビクッと反応する。

・・・

「驚かせてゴメン」

「・・・」

私は黙ったまま首を左右に振った。

・・・

「オレ、色々考えたんだ…

夏樹はオレの事を忘れてる。

それは事故で仕方がない事だと思う。

でもオレは、今もこれからも、

夏樹への気持ちは変わらない。

だから・・・」