意地悪なご主人様【おまけ完】

・・・

目を開けると、

真っ白い天井が見えた。

・・・

朦朧とする意識の中、

頭に鈍い痛みを感じた。

・・・

「夏樹!」

誰かが私の名前を呼んだ。

「・・・」

私は黙ったまま、その人を見つめる。

「よかった。

頭を打って気が付かないから、

死んでしまうんじゃないかと

気が気じゃなかった」

そう言ったこの人は・・・

・・・

「夏樹?まだ頭痛むのか?」

「・・・」

言葉を発することはなく、

ただ首を左右に振って見せた。

・・・

その人は安堵の溜息をついた。