・・・

私の顔のどこが、

ニヤけてるって・・・?

・・・

・・・あ。

鏡に映った私の顔は、

確かにニヤけていた。

・・・

「すみません」

非を認めた私は、

素直に謝った。

・・・

すると、巧は、

笑顔になって、私の頭を何でた。

・・・

「オレがいない方が、

もっと頑張れたんじゃないか?」

「そ!そんなことないですよ?

…現に、上司が、内容が、

恋人目線になって、今度の特集に

ピッタリだって、喜んでくれたし」

・・・

そう言って上目遣い・・・