・・・

あっという間?

そんなのウソだ!

・・・

ここに来て5か月。

死にもの狂いで働いた。

・・・

でも、

夜になると、

巧が恋しくて、恋しくて・・・

・・・

小さなベッドに、

ポツンと一人寝転ぶと、

恋しさが倍増した。

・・・

巧のぬくもりが

どこにも感じられない。

・・・

巧が愛用していたクッションを、

無理を言って持ってきた。

・・・

そのクッションの、

巧の香水の香りすら、

もう薄れてしまってる。