黙って、

夏樹にキスをすることだった。

・・・

夏樹は、

あのメールを読んだんだろう。

・・・

夏樹はどうするつもりなのか。

・・・

オレは夏樹の為に、

どうしてやるべきか?

・・・

こんな大事な事、

そう簡単に、

答えが出るはずもない・・・

・・・

「・・た・・くみ、くるし・・よ」


「あ・・悪い」

「やっぱりどうかしたんですか?」

「どうもしない。

新年の挨拶代わりにキスしただけだ」

そう言うと、

夏樹は頬を赤らめて、

はにかんだ。

夏樹の笑顔は、いつも

オレの傍にあってもらいたい…