・・・

頭が真っ白の状態で、

携帯を閉じ、

机に置いた。

・・

「・・たく・・み?」

オレの腕の中で、

夏樹が目を覚ました。

・・・

「お、おはよ・・・」

何とか平静を装った。

・・・

「何かあったんですか?」

目をこすった夏樹は、

ちゃんと目を開き、

オレを見つめる。

・・・

そんな曇り一つない

瞳で見つめられたら、

どうしていいかわからない。

・・・

瞬時に頭を回転させ思いついたのは・・・

・・・

「・・ん・・」