そう言ったのは、他でもない、

私を一番に助けた巧。

「すみません・・・」

・・・

目が冷たいんですって。

「ちょっと医務室行って来い」


「・・・へ?」


「・・・その足。

さっき捻っただろ?」


「・・・あ」

・・・

そこまで見てたなんて、

ちょっと驚き。

「歩いていけるか?」

「・・・はい」

私の返事を聞いた巧は、

満面の笑みを見せた。

・・・

ワッ!・・・

マジ笑顔・・・

カッコいいかも・・・

…って、違う。

私は足を軽く引きずって、

医務室に歩いていった。