「大丈夫か?」

・・・

「ヒャッ!!ま、真鍋課長?!」

・・・

私の危険を瞬時に感じ取り、

助けようとしてくれたらしい。

・・・が、

箱を持っていた為、

一緒になって倒れこんだ。

というわけ。

・・・

周りも私たちに駆け寄り、

箱を片付けたり、

私や巧を助けたりと、

騒然となった。

・・・

「すみません」

私は何度も

先輩たちに頭を下げた。

・・・

皆は怪我がなくてよかったと、

それぞれの持ち場に、

戻っていった。

「そそっかしい奴だ」

・・・