「おはようございます」

私は今まで以上に、

元気にあいさつをした。

・・・

それに驚いたのは、

他でもない華蓮だった。

・・・

「何で、そんなに元気なの?」

「吹っ切りましたから。

自分の気持ちは・・・」


そう言って微笑んだ私。

「そんなに簡単なモノだったの?

巧への気持ちは?」


「・・・

あ・・あったりまえじゃないですか?!

私はピッチピチの20ですよ?

あ・・もうすぐ21ですけど」

「・・・」

私はもう一度微笑み、

デスクにかけ、仕事を始めた。

・・・

吹っ切れたなんて、

真っ赤なウソ。

そうでも言わないと、

立ってる事すらままならないから。