「自分の目の前で、

気分が悪いと倒れられたら、

誰だって助けるだろうが?!

勘違いもいい加減にしろよ?」

・・・

オレの言葉に、

目を丸くする宗次。

・・・

「今なんて?」


「同じことは二度と言わない」


「・・・勘違いなのか??」

「・・ああ」


「じゃあなぜ、

アイツの口に、

お前の顔が近づいた?」


「小さな声で言われて、

何も聞こえないから、

耳を近づけただけだ」


・・・

「・・ハハハ。バカみたい」

宗次が笑いだした。