「このまま押し倒したい」


「ヒッ!何言ってるんですか?!」

真っ赤になった夏樹。


・・・

「好きな女を抱きたいと思うのは、

当然の事だろう?」


・・・

「う~・・・

でも、まだ心と体の準備が」


・・・

「そんなの、後からついてくる」

・・・

しばし沈黙。

・・・

「や、やっぱダメ!

二人の新居まで、お預け!」


「オレは犬か?」


「ち、違いますよ。

巧は私のご主人様だって

言ったでしょ?」


その言葉に、

笑みを浮かべたオレ。