意地悪なご主人様【おまけ完】

「私の好きな色にしても、

いいですか?」



「ああ、奇抜なピンク以外なら」



「色違いの歯ブラシや、

お茶碗も買ってくれます?」



「夏樹の思うようにしろ」



「一緒に住んでもいいんですか?」


「聞く順番が違わないか?」


「へへ…そうですね。

・・・

あの、一緒に寝てもいいんですか?」



「二人になったら、

襲われる覚悟があるなら」



・・・

それ以上は何も聞かず、

私は黙って、

巧に抱きついた。