意地悪なご主人様【おまけ完】

「と、とにかく、謝ってください。

暴力はよくないですよ?」


と、

私は巧に近づきそう言った。

・・・

「キャッ!」

・・・

巧に掴まった。

・・・

「夏樹と一緒に住むなんて、

絶対許さないからな。

夏樹はオレのだから」

巧は真顔で、

宗次に言うと、

宗次の返事も聞かずに、

自分の部屋に、私を連行する。

・・・

バタンッと、ドアを閉めると、

私を強く強く抱きしめた。

・・・

「巧、あの」

「宗次に触れられて、

抱きしめられて、嬉しかったか?」