意地悪なご主人様【おまけ完】

「一緒にここ出よう」

私を抱きしめたまま、

耳元で囁いた宗次。

・・・

「は???」

・・・

私は何でそう言う発想が生まれたのか、

さっぱりわからない。

・・・

「オレは、夏樹が好きだし、

一緒に住んでいたい。

オレと巧が一緒に住んでるから、

いけないんだろ?」


「え、いや、

それもあるんですけど・・って!

だから、

さっきから言ってるじゃないですか?!

私は巧がす・・?!」

・・・

宗次か悲しそうな顔をして、

私の口に、手を当て静止させた。

・・・

胸が締め付けられそう・・・