意地悪なご主人様【おまけ完】

「私は巧が好きなんですよ?

こんなこと・・・」


「そんな事知ってるよ。

それより、さっき何考えてたの?」


・・おいおい。

話しをすり替えるんじゃないよ。

・・・

「離したら、教えます」

・・・

「言うまで離さない」

・・・

数分間、

このやり取りが

繰り広げられた。

・・・

もちろん根負けしたのは私。

・・・

「あのですね・・・

私、今すぐここから

出なくちゃいけないんです」

私の言葉に、

目を見開いた宗次。


「オレの事なら気にしなくていいのに」