意地悪なご主人様【おまけ完】

「オレの聞き間違いか?」

・・・

もう!頭に来た!!

・・・


「最低男でも、

イジワル男でも、

それでも愛してんだよ!

悪いか?!」


・・・

もはや、

暴言でしかない。

・・・

愛の告白なんかじゃなく。

・・・

私は泣きじゃくりながら、

巧の背中を、

力いっぱい何度も

叩き続けた。

・・・

それでも、

巧は私を抱きしめていた。