一緒に帰ろうと、

夏樹と部屋にカバンを取りに行った。

・・・

あろうことか、

濃厚なラブシーンが・・・

・・・

しかも男が誰なのか、

一瞬で分かってしまった。

・・・

夏樹に目をやると、

放心状態。

・・・

無理もない。

いくら相手がだれかわかっていなくても、

これを目の前にすると、

何も言えないだろうな。

・・・

オレは仕方なく、

男に電話をした。

・・・

オレの言葉を聞き、

すぐに電話を切った男は、

鞄を持ち、

俺たちに近づいた。