子どもだな。

・・・

巧に言われるかもしれない。

・・・

それでもいい。

こんな時は、

やっぱり誰かが

傍にいてくれた方が、

安心するから。

・・・

そんなことを思っていると、

誰かが帰ってきた。

・・・

宗次さんだった。

・・・

私の心細いという一言で、

優しく抱きしめてくれた。

・・・

驚いたし、

恥ずかしいし、

いいのかな?

なんて思ったりしたけど、

優しい宗次さんの、

温かな腕に包まれて、

つい、眠ってしまった。