意地悪なご主人様【おまけ完】

・・・

今日は何だか、

二人の仲がいいような気がする。

・・・

「夏樹にはわかってるのか?」

オレの言葉に、

夏樹は頷いた。

・・・

「今日だって、

言葉のパンチはたくさんもらって、

痛かったけど・・・

仕事のできない私に、

最後まで付き合ってくれたし。

冷たい態度なのは、

照れ隠しの為かな?なんて」

・・・

おいおい、

なに少し赤くなってんだ巧?

・・・

二人の間に一体なにが起こったのか、

・・・

今思うのは、

なんだか急接近した二人を見るのが、

面白くないってことだ。