「マジで大したことないから、そんな謝んなって…。だから言いたくなかったんだよ…。あー、じゃあ岬、代わるわ。まだ昼メシ食ってないんだろ?行ってこいよ」


「うん、じゃあ呼びこみがてら…、ってもう呼びこみはいっか」



長い列を見て、私はそう言った。


とりあえず、何かお腹に入れたい。



「ん、呼びこみはしなくていいと思う。……ていうか、呼びこみって結構疲れるから、とりあえずなんか食え」


「わかったー。じゃ、あとよろしくね」


おう、と笑って送り出してくれた樫野くんに後のことは任せて、私は嘉乃と一緒に歩き出した。



歩きつつ、着ていたマントを脱いで私も制服姿になる。



着替えも楽!