「…………」 ふんわりと、シャンプーの残り香が漂っていて。 ……先に寝なかったことを、後悔した。 何度か、綺深が嘉乃の部屋に泊まりに来たことはあったし。 合宿でたまたま一緒になったことだってあったけど。 ……ここまではっきりお風呂上がり感を出されたのは初めてで。 「今からでも遅くない……?」 もしそうなら、今すぐ布団をかぶるんだけどな。 溜息交じりに、俺はベッドに再び腰かけたのだった。