「おーい。綺深?」 「……はっ!」 京佑くんの声で、ようやくフリーズから回復。 「わ、私今固まってた?」 「うん。しかも見事に」 「ど、どうしよう。馬鹿諒兄がとんでもないことしてくれたよね。……私、そこの椅子で寝てもいい?」 いや、いっそ床でもいい! それくらい意気込んで言ったのに、京佑くんは不思議そうに首を傾げた。 「なんで?」 「なんでって……。だって」