「こんな公衆の面前で抱き合ってる方が結構恥ずかしいと思うけど?」 耳元で、甘い声でささやかれて、ぞくりと背筋が震えた。 ……って。 ……ん? 「きゃあああっ!」 そうだった! ここ、校門……っ! 慌てて身体を離してみれば、遠巻きにちらちらとこちらを見る人。 私達を指さしながら堂々と近くをひやかし交じりに通りすがる人。 数えきれない位の人に、抱き合ってるところを目撃されていた。 むしろ、注目の的だった。 「……じ、自分で自分が信じられない!」 「あはは」 あははじゃない!!