「……何か飲む?」
「いいです!」
私の言葉を一蹴して、嘉乃はキッと私を見た。
いつもふわふわしてる嘉乃がこんなに強い態度をとるなんて。
……私、そんなにぼろぼろだった…?
そう思ったら急に自分が情けなくなって、涙が出そうになった。
嘉乃も、京佑くんも大事だから。
ふたりとちゃんと向き合いたいと思ったから、選んだ道だったのに。
結果、京佑くんを傷つけて。
嘉乃にも、こんなに心配させて。
……私、なにやってるんだろう……。
私はそんな自分に耐えられなくなって、俯いた。
「私、頼って、って言ったじゃん!」
しかし、涙の滲む強い声に、私はすぐに顔を上げる。


