自分がひどい顔をしてるのはわかってる。
目に見えて落ち込んでいるのも、きっとそうなのだろう。
……だって、こんなにも心が痛い。
昨日、家に帰ってからも緩くなった涙腺は事あるごとに涙を流して、止まらなかった。
「……アヤ」
珍しく、眉をひそめて厳しい顔をして私を見る嘉乃。
私は何も言えなくて、まるで私を非難するように強く私を呼んだ嘉乃の声に、ただ俯くしかなかった。
「……アヤ、ちょっと来て!」
やがてその沈黙を力ずくで破るように強くそう言うと、嘉乃は掴んでいた私の手を引っ張った。
されるがままに、私は椅子から立ち上がる。
嘉乃は机の上に乗っていた私の鞄も掴むと、そのまま歩き出した。


