「……義理、だよね」 「……うん」 本当は違うけど、そう言う他なかった。 京佑くんは寂しそうに「そっか」と言うと、私の渡した包みを鞄に入れた。 「……」 しばらく、理由の分からない沈黙が訪れた。 そして。 黙ったままだった京佑くんが、聞き取るのがやっとというような小さな声で、 「ごめん」 と言うと、唐突に私の腕を掴んで引き寄せた。 その、まるで痛みがにじみ出したような声に私は抵抗もできず、声もあげられないまま、すっぽりと身体が京佑くんに傾く。 強く抱きしめられて、思考が止まった。