「す、好きって……。京佑くん私の手作りチョコなんて食べたこと無いでしょ?」
「妄想?」
「そこはせめて想像してよ」
歩きながらそんな軽口をたたくけど、実際は心臓、ドッキドキです。
顔は見られないから、まっすぐ前を見たまま言葉を返した。
「……ていうか、京佑くん、学校でいっぱいもらうよね」
ぽろりと、思っていたことが口から零れた。
きょとんとした京佑くんに、ハッとする。
「あ……、ごめん、なんでも」
「なにそれ。ヤキモチ?」
私の声を遮って、京佑くんはそう言って。
立ち止まって私を見た。
「違……っ!ただ、貰うんだろうなって思っただけで……」
「……本当?」


